日記
metooの枯れないお花 -布花-
染花のアクサセリーを作り始めた頃から
心の中に密かに湧き出した
”布花屋さんをやってみたい”
という気持ちを
先日記録に残した「hanachakai」を機に
形にし始めました。
初めて参加させていただくグループ展で
初披露することに内心ドキドキでしたが。笑
そんな心配はよそに好評をいただけたわけで
良き波に乗っかって作り続けているのですが。
metooらしく...
と考えたわけではないのですが
結果的に本物のお花を忠実に再現するのではなく
実在するお花からインスピレーションをもらい
私なりの表現で再現しています。
like a = ~の様な
作品名に「like a "〇〇"」とつけているのはそのためです。
なので、本物にはありえないカラーリングが特徴。
ただ、季節は頭に置きながら。
まだまだ始まったばかりの布花プロジェクトですが
(プロジェクトなんて大げさな表現)
先日とびきり嬉しくなるエピソードがありました。
6月、某商業施設での出店時のこと。
お隣にあったお花屋さんから流れて
metooのコーナーに目をとめられた男性のお客様。
紫陽花の布花が気になっているご様子。
話かけてみると、なんとなんと
お花を添えて指輪を渡したいと探していたところ
metooの布花が気に入ったとのこと。
なんてこったー!...
素敵なお話すぎて話を伺った店主の方が
慌ててしまいました。。
できればパカっと開ける箱に指輪と一緒に収めたい
とのことでしたので試行錯誤のうえ急遽
ヘアアクセサリー用のBOXを使って
お花を詰めさせていただきました。
時間が限られていたのとイレギュラーなことに
慌ててしまい、頭が回っていなかった店主。
見送った後に良いアイデアが浮かび悔やまれましたが
心は込めて包ませていただきました。
お隣にお花屋さんがあったにも関わらず
metooの布花を選んでくださった決め手は
変わっているところと、この後もずっと飾ってもらえるから
とのことでした。
多くは語られませんでしたが
恐らくとっても大切な指輪。
人生の大切な瞬間の添え物として
metooを選んでいただけたことが有難く
高揚感で満たされた1日でした。
今回の様に特別なことでなくても
metooが誰かの日々にイロを添える存在となれたら
それはそれは本望です。
like a "アジサイ"
like a "カスミソウ"
like a "lilly"
like a "poppy"
🌼
グループ展”hanachakai”の記録
5月に参加させていただいたグループ展”hanachakai”
私にとって初めてのグループ展。
オーナーをはじめ、各々が輝く皆さんに囲まれ
たくさんの刺激と新しい景色を見させていただきました。
ご来場くださったお客様の反応を見ていて
こちらが嬉しくなるほど
皆さんじっくり味わってくださっていて
まさに花茶会という名にふさわしい空間が
そこにありました。
その中にmetooの作品が存在できたこと
夢見心地な心情と、誇りに思う気持ちと
今後の道筋を明るく照らしていただいたような
とても心に留まる経験となりました。
そんな展示の様子
直接ご覧いただけなかった皆様にも
ぜひ見ていただきたいので記録させてください🌷
空間styling:清原 遥
この時に使わせていただいた
清原 遥さんの草原のようなテキスタイル
この景色が心を突いて、購入させていただくことに。
これからmetooの作品と一緒にお供してもらいます🌿
今後の出展の際にはこちらの素敵な布も
ぜひじっくりご覧くださいね。
見れば見るほど素敵なテキスタイルなんですよ。
次回は、この展示をきっかけに製作を始めた
飾るため”インテリアとしての布花”に関わる
エピソードについて書きたいと思います。
良ければまたご覧ください。
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暮らしと季節を祝福する花茶会
hanacakai at fuyafuya no ma
2023/05/13-2023/05/30
出展者(50音順)
MMM MADE / 服飾、布小物
大森堂 | 焼菓子の店 / 焼菓子
清原 遥 / テキスタイル
Cosmo Castle / アロマ、季節の香り
サロンゆるり / 中国茶、薬膳茶
fyto / 植物
metoo / 手染め布花のアクセサリー、置物
森あかね / 歌
fuyafuya no ma
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旅日記 -香川県-
まだまだ暖かかった11月のこと
友人が住む香川県に行ってきました🚈
行きたいところをピックアップして向かったゆる旅。
まず向かったのは荘内半島オリーブ園のカフェ。
実は夏頃に流れていたCMで見た場所。
それは小栗旬さんのビールのCM。
バックに映る景色に一目ぼれ。
調べてみると出てきた場所がまさかの香川県!
行けるじゃん!と嬉しい偶然にわくわくした念願の場所は
とーっても穏やかで綺麗な景色が広がっていました✨
穏やかな海に浮かぶ、小さな島々の風景。
思わず「最高か」と叫びたくなる景色たち。
本当に穏やかだった。
園内も散策できたので、秋の風景と
瀬戸内海の穏やかな眺めを堪能できました。
それから移動して「日本のウユニ塩湖」
と言われている”父母ヶ浜 ”へ。
干潮の海を見るのは初めてで、だんだんと水が引いていく
その不思議な光景にわくわく。
この潮が引いた後の砂。
踏んで歩く感触がたまらなかった。笑
そこからの日が沈むにつれての幻想的な風景に
すっかり心奪われました。
この大きな水溜りの先に海が広がっています。
山好きな私はついつい山手に行きがち
なので違った景色へ案内してくれる友がいることに
改めてありがたさを感じたのでした🙏🏻
二日目は観光の定番”こんぴらさん”へ。
ザ・観光なソフトクリーム。
このぼやけた自撮り具合がなんか好き。
想像していたより木々が多く森感のある参道は
しんどいより清々しい気持ちにさせてくれました。
ただ最後の最後の階段はキツかったです。
これぞ最後の試練というやつでしょうか。笑
境内に置かれていた水がめ。
一円玉を浮かべるとラッキー、願いが叶う運試し。
以前なら、見えない力に賭けて浮かべてましたが
今の私は違う。笑
計算高く表面張力の力を最大限に意識してトライ!
見事一発で浮かんだ!
ちょっと嬉しい、いや、めちゃくちゃ嬉しい。
友人と、その小1男子も次々成功!
みんなで運を掴んで帰ってきました♪
やっぱり何でも成功体験は嬉しいものですね~
しっかり運を掴んだ後は
森の中にひっそり佇む素敵なカフェで締めくくり。
大人はまったり楽しみ
子供は木の遊具で思いっきり遊ぶ。
最後の最後まで満たされた旅になりました。
🌳
ついつい、楽しみは後にとっておく的な思考が
クセになっちゃってたのですが
いやいや、出来る時にどんどんやろう!
と心に決めた旅でした。
行動の結果、いつも何か感じるものがある。
元来の感受性の強さゆえか
それに気付けるのも良きこと。
これからも気付きを大事に過ごしていこう。
おまけのうどん記録。
香川といえばのうどん県。
2日間で2杯いただきました。
初めて”のど越しの良さ”というものを
感じたのでした。
🍜完
新作 ”飾りもの” のコト
先日のイベントでお披露目した新作の”飾りもの”。
こちらはいわゆる置き物として楽しんでいただく作品です。
metooはこれまでアクセサリーに特化して作品づくりをしてきました。
そんなmetooから生まれた初めての、アクセサリーではないアイテム。
なぜ作ろうと思ったのか、それについて書いてみようと思います。
きっかけはまさにコロナパンデミック。
これからどうなるの?大丈夫なの?と不安にさらされ
外に出ることが怖くなったあの頃。
私自身も外出する機会が減り、大好きなアクセサリーも
なかなか着けなくなった日々。
必然的に気持ちも滅入りがち。。
そんな中でも自分の染める色やその重なりを見ていると
心は”可愛い!”で満たされ、ちょっとハッピーな気分に。
この頃から生花もよく飾るようになり、益々イロって楽しい!
やっぱり自分はとにかくイロが好きなんだ!と実感。
そんな体験を通し、目にするだけでちょっと気分が上がるもの
身に着けなくても楽しんでもらえるものが作りたい
と思うようになりました。
でも自分が形に出来る物て何だろ〜と模索する日々
そんな折、縁あって沢山の建築端材と出会い
元々もっている”勿体ない精神”と相まって
生まれたのが今回の作品です。
そうです、この置き物の土台は全て木なんです。
本来なら不要として捨てられていた端材や廃材を活用し
自分のやりたいを叶えることができました✨
アクセサリーだと自分のスタイルに合わないかなぁ~
でも何か見る分には好きだなぁ~
なんて思って見ていてくださった方にも
手にとってもらえる機会が増えるのではないか
いや、増えてほしいなぁ~と期待しています☺
ニョロニョロした姿が愛らしいこちらの置き物。
インテリアの一つとして。ちらりと視界に入るデスクの脇に。
はたまた、お店のカウンター脇にひっそりと。
シンプルに一つ。何個か並べて賑やかに。
その佇まいを楽しんでいただけたら本望です。
これを機に、いろんな”やってみたい”や”つくりたい”
を形にしていきたいと思っていますので
今後のmetooの展開も楽しみにしていただけたら幸いです🌷
最後にこぼれ話。
私の中での秋といえば、秋桜。
不意に秋桜の群生が見たくなって車を走らせコスモス畑へ。
ひょろひょろ伸びてパッと咲く
そのシルエットが自分の作品とリンクして
とっても嬉しかったのでした。
August
先日、中之島美術館で開催中の「展覧会 岡本太郎」に行ってきました。
岡本太郎作品をじっくり見るのは今回が初めてだったのですが
先に結論から言うと、とても良かったです!
展示作品数も多く、見ごたえは間違いないです。
とにかく奇抜なイメージしかなかったのですが
実際に見てみると岡本太郎という人が持っていた価値観や
背景なども知れて、以前とは見る目も変わりました。
館内は写真撮影自由。
作品を全体的に捉えて見てみるのとともに
私は細かな色づかいにも注目してみました。
すると奇抜な中にも繊細な部分が見えてきて面白かったです。
こちらは何だか平和な感じがしてほっこりした作品。
展示の中で、特に印象に残った言葉があって
”自分の人生には道がない、「ただ前に向かって心身をぶつけて挑む、瞬間、瞬間があるだけ」”
この言葉は忘れないように写メを撮っておきました。
友人にもつっこまれたのですが、最近の私はメモ魔なんです。笑
ジャンル問わず、気になった物・事はスマホのメモパッドにメモしてます。
メモ機能便利!
そして、岡本太郎という人に興味が湧いた私はこの本を買って帰りました。
すでに読了。
長文ではなく、太郎さんが発したいろんな言葉がただただ並んでいる
エッセイのような本なので、その時の気分でパッと開いて楽しもうと思います。
他の本も気になったので、それはまた今度に。
この展示と、いろんな出来事も重なって
私も今この時に集中して楽しむのだ!と、自然と心が決まったのでした。